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ポテパンキャンプが受講料金を値上げ?コース・費用の変遷、価格改定の要因

ポテパンキャンプはポテパン社が2017年にスタートした転職サポート付きのエンジニアスクールです。

開始当初から転職を軸としたサポート内容とカリキュラムが評価を集めており、コース内容の改定とともに何度かの値上げを実施しています。

この記事では、ポテパンキャンプの受講料・価格の変化、値上げの要因となったプログラミングスクールを取り巻く状況を紹介します。

※本ページの内容は執筆時点の情報で作成しています。最新情報はポテパンキャンプの公式サイトをご確認ください。

ポテパンキャンプの値上げについて

ポテパンキャンプは2019年と2020年に受講料の値上げを実施しています。変更前と変更後の価格をコース毎にみていきましょう。

コース毎の価格の変化

キャリアコース、ビギナーコースは当初の料金と比べると15万円の値上げ、オープンクラスは5万円の値上げとなっています。

コース名 変更前 変更後
キャリアコース 10万円 25万円
ビギナーコース 15万円 30万円
オープンクラス 10万円 15万円

ビギナーコースの4ヶ月間の授業で30万円です。値段は確かに上がっているのですが、他のスクールと比べて高いという印象はありません。

ポテパンキャンプは、開始当初からすると料金だけでなく講座内容も変更になっています。以下でその経緯についてみていきましょう。

ポテパンキャンプの講座と料金の変遷

初期のポテパンキャンプは、20代・30代でプログラミングを勉強したけど開発の仕事につけていない人や現役エンジニアなどの経験者向けに講座を提供していました。当初は料金体系が1つしかなく、受講費用は一律10万円でした。

2018年にRailsチュートリアルを運営するYassLab株式会社と業務提携したことで、キャリアコース:10万円(3ヶ月)とビギナーコース:15万円(4ヶ月)が追加になりました。

その際にも、未経験者は20代まで、経験者は30代までと年齢制限を設けて、エンジニアとして就職・転職したい人に限定してサービスを提供していたのです。

2019年からは書類や面接での事前選考をなくして、受講の対象者を広げました。その際に値上げも実施しています。

ポテパンキャンプが受講料金を値上げする理由は?

ここからは、ポテパンキャンプが受講料の値上げをする背景や理由についてみていきましょう。それには、ポテパンの受講を希望する生徒が増えたことやプログラミングスクールを取り巻く市場環境の変化が影響していると思われます。

受講対象の拡大

大きな要因のひとつに、未経験者を対象としたことでの運営コストの増加があげられます。

開始当初のポテパンキャンプは、エンジニアやプログラミングを勉強したことがある人を対象としたスクールでした。事前選考を実施してふるい分けを行うことで講座内容やカリキュラムについていける人だけを対象にサービスを提供していました。

その当時と比べると、現在のポテパンキャンプでは、提供対象を未経験者や初心者も含めた幅広い層にプログラミング教育を提供するよう変更しています。経験者に比べ、未経験者の教育にはより多くの手間がかかるためその部分を価格に反映しているのです。

需要と供給のバランス

また、スクールの料金設定について需要と供給の兼ね合いで決まる点も見逃せません。ポテパンキャンプの知名度や認知が向上したことで、開始当初よりも受講希望者が増加し、受講料を値上げしても十分な申し込みがはいるようになった点もポテパンが料金改定に踏み切った要因でしょう。競合スクールでも値上げを実施しているためポテパンも実行しやすかったという環境面の要因も見逃せません。

ポテパンキャンプも営利目的でスクールを運営している事業者である以上は経済合理性に基づき利益を最大化するよう行動するということです。

運営コストの増加

講師・メンターなど人件費の高騰

ポテパンキャンプで生徒にプログラミングを教える講師は、現役エンジニアが担当します。プログラミングスクール業界が拡大して生徒数や教室数が増えるとともに講師の獲得競争が激化している背景があり、人件費や調達コストが高騰していることも、料金値上げの要因といえそうです。

プログラミング講師や生徒にレッスンをおこなうメンターと呼ばれる役割を担当できる人材が限られているため、スクール間で競争が生まれているのです。

広告費・集客コストの増加

スクールを運営するためには生徒をあつめなければなりません。そのため、沢山の人の目にふれるように広告をだしたり宣伝が必要です。

未経験者向けにプログラミングスクールを提供する事業者が増えたため、人件費と同様にスクールに生徒を集めるための広告費も高騰しているのです。

まとめ

ここまでポテパンキャンプのコース・料金や値上げの経緯、その要因についてお話ししてきました。

ポテパンキャンプの受講費用は以前に比べると高くなっている点は事実です。だからと言って今の方が損かというと必ずしもそうとは言い切れません。

もともと10万円という受講料は、転職スクールの料金相場と比べてかなり安い値段のため、経営的には妥当な判断ではないかと思われます。

講座の提供内容も変わっていますし、未経験者や年齢に関わりなく誰でも受講できるようになったため該当する人にはメリットもあるでしょう。

また、料金は高くなったとはいえ転職に成功した場合の全額キャッシュバックはそのまま適用となります。そのためエンジニアへの転職を目的にポテパンキャンプを受講する際は、実質無料でスクールに通うことも可能なのです。