テックキャンプ エンジニア転職(旧テックエキスパート)の就職先・転職実績・年収・給料
テックキャンプ エンジニア転職(旧:テックエキスパート TECH::EXPERT)に通って未経験からIT業界へのキャリアチェンジを検討中でしょうか。
そのような場合に、「プログラミングスクールを受講したあと実際に転職できるのか?」「就職先の会社はブラック企業ではない?」「開発エンジニアになれる?」といった点は疑問に考えることも多いでしょう。
この記事では、TECH::EXPERT(テックエキスパート)を卒業生の転職先や転職先企業の一覧、年収・給料、テックキャンプが自社開発のエンジニアに転職しやすい理由を説明します。
- テックキャンプ エンジニア転職(旧テックエキスパート)の就職先企業の割合
- エンジニア転職で就職先となる企業の種類
- テックキャンプ エンジニア転職(旧テックエキスパート)の就職・転職実績について
- エンジニアの就職で自社サービス開発が人気な理由
- テックエキスパートの就職先に自社サービス開発が多い理由
テックキャンプ エンジニア転職(旧テックエキスパート)の就職先企業の割合
卒業生の就職実績からみる就職先の実態についてみていきましょう。
上記のグラフには、テックエキスパートを卒業して就職した先の正社員比率と決定先比率が記載されています。その内訳について、以下で紹介します。
エンジニア転職の正社員比率
テックキャンプ エンジニア転職(旧テックエキスパート)の公式サイトによると、雇用形態の比率は以下です。
正社員の比率が93.4%と高く、ほとんどの受講生は正社員での転職に成功していることになります。
正社員 | 93.4% |
---|---|
契約社員 | 6.6% |
エンジニア転職の決定先比率
次に転職が決定した先の企業の比率について割合をみていきましょう。エンジニア転職で人気の「自社サービス開発」の割合が6割以上ともっとも高くなっています。
自社サービス開発 | 61.3% |
---|---|
受託開発 | 25.5% |
SES | 13.2% |
プログラミングスクールに通う目的として、自社で開発をおこなうWeb系エンジニアになりたいという生徒も多いでしょうし、受講を検討中であれば参考になるのではないでしょうか。
受託開発やSESについて、IT業界以外の方は初めてみみにする単語で意味がわからないということもあるかもしれません。以下では、業界内でそれぞれの会社の立ち位置や役割、言葉の意味を解説します。
エンジニア転職で就職先となる企業の種類
テックエキスパートの就職先であげられた決定先の企業分類には、それぞれどのような特徴や傾向があるのでしょうか。
以下で、「自社サービス開発」「受託開発」「SES」それぞれの違いについて解説します。
自社サービス開発
自社サービスを開発する企業が該当します。具体的には、Webサービス、ECサイト、スマホアプリ、ゲームなどの運営会社、サービス予約、人材紹介、SaaSなどを開発する事業会社など採用の候補となる企業は多岐にわたるでしょう。
消費者向けにサービスを提供する会社でなくとも、管理手法や販路にデジタルを活用しない会社のほうが少なくなっており、IT人材の採用や育成を実施しているのです。
受託開発
受託開発は、クライアント企業から受託したソフトウェアやシステムを開発することです。ITベンダー、SIer(エスアイヤー)、SI(システムインテグレーション)、システムインテグレーターなどの呼び方があります。システム開発のほかWebやアプリ、ゲームなどを受託する企業もあります。
IT業界は、1次請け、2次請け、3次請けと大手から中小へと仕事を委託するピラミッド構造になっていると言われており、末端に位置するほど待遇が悪く給料も低くなる傾向があるため注意しましょう。
SES
SES(システムエンジニアリングサービス)は、システム開発における契約形態のひとつで、準委任契約のことを指します。エンジニアの能力を契約の対象とするため、納品義務はなく作業時間に応じて対価が支払われます。
SES企業の多くは、自社のエンジニアを客先に派遣するため、勤務先は自社ではなく客先常駐になる点に注意しましょう。
テックキャンプ エンジニア転職(旧テックエキスパート)の就職・転職実績について
ここからは、テックエキスパートの卒業生に関する転職実績や就職先、年収・給料についてみていきましょう。
テックエキスパートの就職先
公式サイトには以下の企業が就職先として掲載されています。
テックエキスパートの就職先一覧
テックエキスパートの公式サイトに掲載されている就職先を以下にまとめました。
- 株式会社サイバーエージェント
- 株式会社マネーフォワード
- 合同会社DMM.com
- チームラボ株式会社
- GMOクラウド株式会社
- 株式会社リブセンス
- 株式会社ニューズピックス
- 株式会社LIFUL(旧 ネクスト)
- 株式会社ガイアックス
- 株式会社フロムスクラッチ
- 株式会社Mobility Technologies(旧 JapanTaxi)
- 株式会社キュービック
- 株式会社U-NEXT
- 株式会社ファームノート
- 株式会社エアークローゼット
※株式会社サイバーエージェントは新卒採用での実績のようです。
テックエキスパート就職先の年収・給料
上場企業は有価証券報告書などから平均年収を把握できます。
会社名 | 上場区分 | 平均年収 |
---|---|---|
株式会社サイバーエージェント | 東証1部 | 681万円 |
株式会社マネーフォワード | 東証マザーズ | 612万円 |
GMOクラウド株式会社 | 東証1部 | 404万円 |
株式会社リブセンス | 東証1部 | 541万円 |
株式会社LIFULL(旧 ネクスト) | 東証1部 | 621万円 |
株式会社ガイアックス | セントレックス | 537万円 |
上場企業は、一般的な会社よりも年収レンジが高いことがあり、従業員への給与を平均すると年収で600万円をこえる企業も多くあります。上記はあくまで平均年収です。入社時の給料目安は少なくなるでしょう。
未経験からエンジニアになる場合の相場としては年収350万円程度となります。オファー金額は前職での給与や会社の賃金テーブルによってかわるため個々の求人内容を確認しましょう。
エンジニアの就職で自社サービス開発が人気な理由
エンジニア転職で人気が高いのは、自社サービス開発に該当する企業です。
エンジニアの待遇が良い
SES企業や中小の受託企業に比べるとエンジニアの給料が高いというのも理由のひとつでしょう。ただし、IT業界全体の給料や年収で考えると必ずしもWeb系の開発企業が一番高い水準にあるというわけではありません。平均年収や給与の額で考えると大手SIerやコンサルティングファームが上位を占めている点は理解しておくとよいでしょう。
モダンな環境で開発をおこなえる
自社サービス開発では、ソフトウェア開発をエンジニアが主導で進める企業が多く、新しいテクノロジーやアーキテクチャを採用しながら開発を進めています。開発者として新しい技術を実践できる環境ではたらけることを給料より優先する考え方もあるでしょう。
テックエキスパートの就職先に自社サービス開発が多い理由
テックエキスパートを卒業するとWeb系エンジニアとして就職しやすい理由はなぜなのでしょうか。以下でその理由を解説します。
求人の開拓営業を着実に実施している
テックエキスパートは、転職エージェントとして求人募集企業の新規開拓を営業メンバー中心にしっかりと実施しています。
テックキャンプ自体がプログラミングスクールとしての知名度・認知度が高いこともあり、Web系企業を中心に上場企業や大手などのエンジニア求人獲得に成功しています。
未経験のスクール受講生でも採用選考できるポテンシャル求人を豊富に確保しているてんが強みといえるでしょう。
転職エージェントのサポートが充実している
ただし、エンジニアを中途採用で募集する企業の多くは即戦力を期待しています。そのため、通常は未経験者と同じとみなされるスクール受講生の転職ハードルは決して低くはありません。
テックエキスパートを受講する生徒の多くは、プログラミング未経験のため、職務経歴やスキルシートの書き方に工夫が必要です。
そのため、テックエキスパートでは、カウンセラーによる面接対策、書類添削などの転職指導を実施しているのです。
豊富な転職実績と卒業生の活躍
テックエキスパートでは、これまで1000名をこえる転職実績があり、その就職先の多くはWeb系の自社開発企業です。
スクールが提供するカリキュラムを修了したとはいえ、受け入れてくれる企業ばかりとは限りません。
そのように卒業生の受け入れ実績があり、実際に未経験からスクール受講を経て、エンジニアとして活躍できている人材が多くいるから、信頼されているのです。